子宮頸がんワクチンについて

日本における子宮頸がんの発症数は年に約1万人、死亡者数は約2900人と報告されています。中でも20~30歳代から罹患率が高くなっています。

これまでの子宮頸がんワクチンはパピローマウイルスの2種類、または4種類に対するワクチンでしたが、今回使用できるようになったワクチンはこれまであったHPV6型、11型、16型、18型に加えて31型、33型、45型、52型、58型の9種類のHPVウイルスに対するワクチンとなっており子宮頸がんの88.2%に効果が期待できるワクチンになっております。

このワクチンは感染した後の進行を止めることができるわけではないので、感染する前にワクチン接種で予防することが重要になります。

15歳未満に接種の場合は初回接種から6~12か月後に2回目を接種します(2回接種)

15歳以上で接種開始の場合は初回、2か月後、6か月後の3回接種となります。

副反応は接種部位の腫脹、痛みなどですが2~3日でよくなるといわれています。

子宮頸がんの予防には、ワクチンと検診の両方が必要です。