RSウイルスについて

RSウイルスは呼吸器感染症をおこすカゼのウイルスの一つです。秋ごろから流行することが多いのですが、今年は天気が悪く涼しい日が多かったせいか、乳幼児の間で感染が増加しています。潜伏期は2~8日で、1歳までに50%以上、2歳までにほぼ100%初感染を受けると言われ、発熱、咳、鼻汁などの上気道炎症状の後、20~30%に気管支炎や肺炎などの下気道炎をひきおこすと言われています。

特に小さな乳児が肺炎をおこすと呼吸困難をひきおここし重症になりやすいので注意が必要です。

RSウイルスは何度も再感染しますので、前にかかって免疫があると症状が軽く、咳や鼻水などの症状だけではRSウイルスか他のウイルスかの区別はつきません。感染経路は咳、くしゃみなどによる飛沫感染とウイルスが付着した手などからによる接触感染ですので、マスク着用、咳エチケット、手洗いなどが感染予防に気を付けましょう。